ベクターは27日、ブログサービス「Vector maglog」にて、コンテンツの販売や有料会員制サイトが運営できる「課金サービス」を開始した。初期費用、月額費用は無料だが、販売手数料が発生する。
Vector maglogは、掲示板やアンケート、メールマガジン、スケジュールなどの「読者管理機能」を備えたブログサービス。課金サービスでは、さまざまなファイルをダウンロード販売できる「ショップ機能」と、月額制の有料サイトを運営できる「月額課金機能」を提供。利用するには、事前に販売作者申請を行ない、登録しておく必要がある。
ショップ機能では、画像、動画、PDFファイルなどの販売が可能。ブログの記事を書くように商品説明文を入力し、価格を決めてファイルをアップロードすれば、販売を開始できる。ダウンロード回数の設定や販売期間、サンプルファイルの公開機能も用意する。
1つの商品紹介ページにつき、最大12個までファイルを設置できる。登録可能なファイルサイズは1ファイル60MBまで。ファイルスペースはmaglogの最大容量である500MBまで。ショッピングカートは備えていない。なお、コンテンツ購入時にはVectorパスポート(無料)が必要となる。
月額課金機能では、掲示板やアンケート、メールマガジン、スケジュールなど、maglogで作成できるコンテンツを有料読者のみに公開できる。オーナーは、あらかじめ月額料金(上限は5,000円)を設定し、記事などを投稿する際に、公開対象者を「有料読者」にする。なお、有料読者登録にはVectorパスポートが必要となる。
有料コンテンツの決済方法は、クレジットカード、WebMoney、Bit Cashに対応する。課金サービス利用時の登録費用や月額費用は必要ないが、販売成立時に売上の30%が課金代行手数料としてベクターに徴収される。売上金額の支払いは、翌々月の末になる。ベクターでは課金サービスについて、初年度2万人の利用を見込む。
関連情報
■URL
Vector maglog
http://maglog.jp/
ニュースリリース
http://www.vector.co.jp/info/news_release/rel070327.html
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( 野津 誠 )
2007/03/28 19:52
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