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旅客機内でDSやPSPは使用制限、国土交通省が今夏めどにルール改正


 無線通信機能を持つ携帯ゲーム機の旅客機内での使用が、今夏をめどに制限される見込みだ。国土交通省内の「航空機内における安全阻害行為等に関する有識者懇談会」が28日に開かれ、行政および航空関係者が今後取り組むべき措置として提言をまとめた。

 同懇談会では、機内での電子機器の使用制限対象として新たに、1)通信機能(無線LAN)を有する電子ゲーム機、2)ワイヤレスマウス等パソコン用周辺機器、3)携帯電話用充電器、4)アクティブ型電子タグ――を追加することを提言。ただし、「ニンテンドーDS」や「PSP」などの携帯ゲーム機は、無線通信機能をオフにすれば離着陸時以外は使用できる。このほか、音声・接触感知センサー付電子玩具については、航空機の運行に与える電磁干渉の影響を継続して調査する必要があるとした。

 航空会社の報告をまとめたデータによれば、電子機器の電磁干渉障害の件数は1999年の10件から2005年は48件に増加しているという。障害の原因となったと推定される電子機器については、携帯電話が6割強で最も多く、次にPCが1割強、以下は携帯オーディオ、ゲーム、ビデオカメラなどが1割弱だった。

 国土交通省では、同懇談会がまとめた提言をもとに、今夏までに機内での使用を制限する電子機器に関するルールを改正する方針だ。


関連情報

URL
  「航空機内における安全阻害行為等に関する有識者懇談会」について
  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/12/120328_.html
  航空機内における安全阻害行為等に関する有識者懇談会報告書(PDF)
  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/12/120328/01.pdf


( 増田 覚 )
2007/03/29 14:22

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