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三井生命、企業年金の顧客情報など1,501人分がWinnyで流出


 三井生命は28日、同社が管理する企業年金の顧客など1,501人分の個人情報がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことを明らかにした。システム業務を委託していた同社関連会社のMLIシステムズの社員の私物PCが、ウイルスに感染したことが原因だ。

 流出したのは、三井生命が管理する企業年金に関する個人情報1,392人分。氏名と生年月日のほか、一部データには住所と口座情報が記載されていた。また、同社およびMLIシステムズの社員の氏名、住所、メールアドレスなど109人分の個人情報も流出した。

 三井生命によれば、MLIシステムズの社員は2004年4月と9月、システム開発作業を自宅で行なうためにデータを持ち出して自宅のPCに保存していたという。その後社員は、2005年9月にWinnyを通じてウイルスに感染したため、データが流出した。

 三井生命では、従来から顧客情報の取り扱いについて教育してきたが、今後は業務委託先を含めた全社員に、顧客情報の社外持ち出しや個人所有PCの安全管理について再徹底を図るとしている。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.mitsui-seimei.co.jp/corporate/news/pdf/20070328.pdf

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( 増田 覚 )
2007/03/29 16:23

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