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脅威の手法がメール配信型からWebページリンク型へ、ソフォス調査


 ソフォスは2日、同社が3月に全世界で検知したマルウェアを集計した「月間トップ10ウイルス」を発表した。

 3月に世界で送受信された全メールのうち、悪意のあるメールの割合は555通に1通(0.18%)と、先月の256通に1通(0.39%)から減少した。一方、3月に検知した新規の脅威は8,835件に上り、先月の7,757件から増加した。マルウェア感染の経路についてソフォスでは、従来の大量メール配信型が減り、マルウェアに感染したWebサイトへのリンクをメール本文中に掲載する手法が増えていると指摘する。

 マルウェアに感染したWebサイトをホスティングしている国の割合としては、中国(香港を含む)が35.6%で最も多く、米国が32.3%で僅差で2位だった。3位以下はドイツの7.5%、英国の5.5%、ロシアの4.6%の順となっている。この中では、2006年12月では全体の1%に満たなかった英国の割合が急増しているという。ちなみに、日本は13位だった。

 月間トップ10ウイルスでは、「Netsky」が2月に検知したマルウェアの32.7%とほぼ3分の1を占めたほか、「Mytob」も30.4%と僅差で続いた。Netskyは対策が提供されてから3年以上経っている古いマルウェアだが、ソフォスでは「十分な対策をとらないためにNetskyのような古いマルウェアに感染してしまうPCが後を絶たないことは、非常に大きな問題」と警告している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2007/03/toptenfeb07.html

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( 増田 覚 )
2007/04/03 12:27

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