ジャストシステムは10日、ワープロソフト「一太郎」の脆弱性を悪用するウイルスが出回っていた問題について、脆弱性を修正するアップデートモジュールを公開した。ジャストシステムでは、ユーザーに対してアップデートモジュールの適用を呼びかけている。
一太郎の脆弱性については、SymantecやMcAfeeなどが一太郎の未知の脆弱性を悪用するウイルスを発見したとして報告しており、ジャストシステムでも6日に情報を公開。これらのウイルスは、一太郎シリーズの各製品に存在する脆弱性を悪用し、ユーザーが悪意のある一太郎文書ファイルを開いた場合に任意のコードが実行され、PCが不正に操作される危険がある。
ジャストシステムでは、この脆弱性を修正するアップデートモジュールをWebページで公開。モジュールを導入することで、問題のあるファイルを一太郎で開いても、読み込めないファイルとして扱われ、不正な動作は発生しなくなるという。
脆弱性の影響を受けるのは、「一太郎2007」「一太郎ガバメント2007」「一太郎2007体験版」「一太郎2006」「一太郎ガバメント2006」「一太郎2005」「一太郎 文藝」「一太郎ビューア」の各製品。
関連情報
■URL
一太郎の脆弱性を悪用する不正なプログラムの実行危険性について
http://www.justsystem.co.jp/info/pd7002.html
■関連記事
・ 「一太郎」の未知の脆弱性を狙ったウイルス、Symantecが警告(2007/04/09)
( 三柳英樹 )
2007/04/10 18:53
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