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岸和田市、廃棄したPCが盗まれ火葬の死者や遺族ら1万人の情報流出


 大阪府岸和田市は12日、市立斎場(流木町)で火葬された死者や遺族など約1万310人分の個人情報が、インターネット上に流出したことを明らかにした。市職員が廃棄したPCが何者かに盗まれ、PCに保存されていたこれらの情報がファイル交換ソフトを通じて流出したという。

 流出したのは、市職員の業務日報や葬送表、燃料使用日報など5種類の帳票。2001年4月12日から2004年6月2日までに市立斎場で火葬された死者の氏名や住所、死亡日のほか、火葬を申請した人の氏名や住所など合計約1万310件が含まれていた。

 市職員は、これらの情報が保存されたPCを2006年1月頃に斎場事務所裏のダンボール箱に廃棄したまま放置していたところ、2006年夏頃までPCが盗難されたという。その後、PCに含まれていた情報が、何者かによってファイル交換ソフトを通じてインターネット上に流出。2007年4月5日に匿名のメールで情報流出が判明した。

 岸和田市は、「施設利用者の個人情報が流出したことは、情報管理が不充分であったものであり誠に申し訳ない。個人情報が流出した方々をはじめ、市民の皆様方に不安や心配をかけたことをお詫びする」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.city.kishiwada.osaka.jp/happyou/index.html


( 増田 覚 )
2007/04/12 12:38

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