情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は12日、TCP/IPの既知の脆弱性情報をまとめた調査報告書の改定第2版を公開した。既に知られているTCP/IPに関する脆弱性22項目について、概要と対策などが紹介されており、IPA/ISECのサイトからPDFファイルでダウンロードできる。
調査報告書は、インターネットサービスや情報家電、携帯端末などの開発者向けに、これまでに発見・公表されているTCP/IPの脆弱性を解説したもの。IPA/ISECでは、新たに開発されるソフトウェアにおいて、既に公表されている脆弱性対策が実装されていない場合が多いとして、脆弱性の概要、発見された経緯とその後の動向、脆弱性対策の実装・運用ガイドなどをまとめた開発者向けの解説書として公開した。
調査報告書の第1版は2006年5月に公開されたが、今回の第2版では新たにサービス妨害攻撃(DoS攻撃)につながる可能性のある3項目を追加し、計22項目に内容を拡充した。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/fy18/reports/vuln_TCPIP/index.html
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( 三柳英樹 )
2007/04/12 16:09
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