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米Akamai、クライアントサイドP2Pの米Red Swooshを買収


 米Akamai Technologiesは12日、P2Pダウンロードサービスの米Red Swooshを買収したと発表した。取得現金控除後の買収金額は約1,500万ドルとしている。

 Akamaiは世界中にエッジサーバーのネットワークを張り巡らすことにより、ファイルなどのコンテンツ配信を高速化するサービスを展開。これに対してRed Swooshは過去6年間、クライアントサイドのP2Pソフトを開発することにより、ネットワークを高速化するサービスを展開してきた。Akamaiのバックエンド技術とRed Swooshのクライアントサイド技術は相互に補完し合う関係と考えられる。

 Red Swooshのサービスは著作権者の権利を守り、同時にユーザーのプライバシーも尊重する。同社のクライアントソフトはInternet ExplorerとFirefoxに対応。P2Pネットワークの特性を生かし、複数のソースから同時にファイルをダウンロードすることにより、ネットワークの渋滞や急激なトラフィック増加を避け、高速にコンテンツをダウンロードできる。同社のサービスはPCやSTBなどに生かせる技術だ。

 今回の買収により、Red Swooshのチームは、Akamaiのカリフォルニアにあるエンジニアリングチームに統合されることになっている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.akamai.com/html/about/press/releases/2007/press_041207.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/13 11:42

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