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セキュリティ対応チーム間の連携を目指す「日本CSIRT協議会」発足


 日立製作所、IIJ、ラック、NTT、ソフトバンクBBの5社とJPCERT/CCは17日、企業などのセキュリティ対応チーム間の連携などを目的とした、日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会(日本CSIRT協議会)を共同で設立した。

 日本CSIRT協議会は、企業などのセキュリティ対応チーム(CSIRT)の活動の推進と、各社の連携体制の構築などを目的として設立された。協議会では設立の背景として、コンピュータセキュリティインシデント(セキュリティ上の脅威となる事案)への迅速かつ適切な対応が、単独のCSIRTでは困難になってきたことを挙げ、各企業のCSIRT同士による情報の共有や緊密な連携体制の構築を目指すとしている。

 日本CSIRT協議会では今後、コンピュータセキュリティインシデントが発生した場合にCSIRT間で連携し、被害を最小限に食い止める体制つくりや、早期警戒情報の共有、広域にわたる脅威度の高いインシデント対応の共同演習の実施などの活動を行なう。また、新規にCSIRTを構築する組織を支援する活動や、各種ワークショップの開催などを予定している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.jpcert.or.jp/press/2007/RLS_csirt-concil_0417.pdf
  JPCERT/CC
  http://www.jpcert.or.jp/


( 三柳英樹 )
2007/04/17 17:26

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