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ネットオークション普及は消費意欲の表われ、ヤフー調査


 ヤフーは20日、インターネットオークションやリサイクルショップなどを活用する「再流通消費」の実態をまとめたレポートを発表した。同レポートは、2006年8月にヤフーと博報堂がインターネット利用者2,110人を対象に実施した「ネットオークションに関する調査」をもとにしたもの。

 「再流通消費」の消費スタイルとは、倹約意識や資源の再利用などの動機に基づいた従来の中古流通とは異なり、何かを購入する際に最初から新品だけでなく中古品も区別なく探すことを指している。レポートでは再流通消費の主な動機について、消費を抑制することよりも、むしろ積極的に消費したいという意欲の表われであると分析している。

 購入経験がある再流通消費行動では、PCのネットオークションが71.6%で最も多く、「古本屋、中古CDショップ、中古ゲームショップ」(65.4%)や「フリーマーケット」(39.7%)、「リサイクルショップ」(36.4%)などを上回った。なお、携帯電話を用いたネットオークションは10.4%にとどまった。

 このほか、インターネット利用者をライフスタイルに基づいて、「デジタル・ネイティブ層」「倹約ニッポン人層」「ネット・オークション・リーダー層」「旧来的『消費者』層」「最流通好奇心主婦層」「無気力層」「アクティブシニア層」の7つのクラスターに分類。現段階で再流通消費は、「デジタル・ネイティブ層」(10~20代女性が中心で、デジタルなことに抵抗感がない世代)や「ネットオークション・リーダー層」(30~40代の男性社会人が中心で、世帯収入が高く可処分所得が多い層)、「アクティブシニア層」など消費そのものが盛んな層から浸透しており、インターネットオークションを活用する層にも一致するとしている。


関連情報

URL
  インターネットに関する調査・研究活動
  http://docs.yahoo.co.jp/info/report/

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( 増田 覚 )
2007/04/20 16:30

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