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NTT東西、フレッツのメニュー変更で一部契約者に最大4年超の誤請求


 NTT東日本およびNTT西日本は、両社がそれぞれ提供しているフレッツ・アクセスサービスを契約する一部ユーザーにおいて、サービスメニュー変更後にも変更前のサービス月額料金等を二重請求していたと発表した。誤請求額は、NTT東日本が最大8,500万円、NTT西日本が約9,489万円。

 NTT東日本では、フレッツ・アクセスサービスのメニューを変更する場合に、変更前のメニューが利用できなくなる可能性があるにも関わらず、変更前メニューの継続利用意向の確認を行なわなかったために発生したと説明。このため、システム上に変更前と変更後双方の契約が存続し、二重請求が発生したという。

 対象となるのは、「Bフレッツ マンション/ビルタイプ(VDSL/PNA方式)とフレッツ・ADSL」「Bフレッツ マンション/ビルタイプとフレッツ・ISDN」「フレッツ・ADSLとフレッツ・ISDN」の組み合わせでメニュー変更した契約者の一部。発生件数は最大3,630件、誤請求総額は最大8,500万円。なお、最も長い二重請求期間は2002年10月から。

 NTT西日本では、NTT東日本の発生事象に加えて、変更前メニューの解約申し出があったにも関わらず、事務処理を適切に実施していなかったケースもあったという。対象となる組み合わせは、「フレッツ・ISDNとBフレッツ/フレッツ・光プレミアム マンションタイプ」「フレッツ・ADSLとBフレッツ/フレッツ・光プレミアム マンションタイプ」「フレッツ・ISDNとフレッツ・ADSL」の契約者の一部。発生件数は2,093件で、誤請求総額は約9,489万円。最も長い二重請求期間は2003年3月からになる。

 両社では、誤請求の対象となった契約者に対して個別に連絡するとともに、誤請求分の利用料金を返還する。加えて、再発防止に向けた対策を実施するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0704/070420a.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0704/070420a.html

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( 村松健至 )
2007/04/20 17:23

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