スペインのFONは23日、米大手ISPのTime Warner Cableと提携したと発表した。これによってTime Warner Cableのブロードバンドサービス利用者はFONの無線LANコミュニティに参加することが許可される。
米国内では一般的に通信回線を加入者以外の人と共有することを多くのISPが許可していない。そのため加入者以外の人に無線LANアクセスポイントを提供するFONのようなサービスは、米国内で苦戦を強いられていた。
こうした問題がありながらも、FONのコミュニティ会員は米国だけで6万近くに上っている。一方、Time Warner Cableは米国33州で営業しており、ブロードバンド加入者は660万人、通常のCATV加入者は1,340万人という巨大なISP/サービス提供企業だ。FONがこのような米国内の大手ISPと提携できたことは大きな成果と言える。
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■URL
FON公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.fon.com/en/archive/business/fon-teams-up-with-time-warner-cable.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/24 12:07
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