KDDIは24日、富士通が保有するジャパンケーブルネットホールディングス(JCNH)およびジャパンケーブルネット(JCN)の全株式の譲渡を受ける契約書を締結したと発表した。これにより、JCNHおよびJCNはKDDIの子会社となる。
KDDIは、2006年3月よりJCNHおよびJCNの株式を取得しており、今回の締結以前ではJCNH株を303,959株(46.76%)、JCN株を86,761株(9.61%)を所有している。今回、富士通よりJCNH株を182,000株、JCN株を81,151.44株の全株式の譲渡を受けることで、KDDIの所有割合はJCNHで74.76%、JCNで18.60%となる。譲渡価格は、JCNH株が146億円、JCN株が66億円の、合計212億円。
株式譲渡は、4月24日に株式譲渡契約締結し、4月26日に富士通の取締役会決議を受けて契約は正式に発効。6月27日に株式売買を行なう予定で、7月よりJCNHおよびJCNはKDDIの連結子会社となる予定だ。これにより、KDDIはJCNグループとの連携を一層深め、競争環境の激化に対応する迅速な意思決定体制を確立することで、より魅力的なサービスのスピーディな提供が可能となるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.kddi.com/corporate/ir/news/2007/pdf/press_070424.pdf
( 大久保有規彦 )
2007/04/24 17:32
- ページの先頭へ-
|