米国の多くの新聞社が経済関連トピックを扱うためのブログを開設していることがわかった。これは、米国アリゾナ州立大学のDonald W.Reynolds National Center for Business Journalismが行なった調査結果によるものだ。
この調査は、新聞と新聞記者がブログをどのようにとらえ、経済報道のプロセスにブログがどのように影響しているかを調べるために実施された。それによると、60%のこうしたブロガーが、ブログの方が速報性が高いと感じていた。しかしながら、半数以上の回答者がブログ活動が通常の記者活動の時間を奪っていることも認めている。
新聞社が開設している経済ブログの状況を見ると、大手新聞社ほどブログを開設している傾向が見られる。大手50紙のうち38紙が経済関連ブログを開設しており、そのうち24紙は2つ以上開設していたが、全体で見るとブログを開設している新聞社は1割に満たなかった。大手新聞社ほどブログ更新頻度が高いが、平均的な更新頻度は週3回だった。
経済ブログの半数ではエントリあたり1~5件の読者コメントが付くが、3分の1のブログではコメントが付かない。半数の新聞記者が自分の意志でブログを始めたとしており、ブログによって会社から余分な報酬を得ている人はわずか2人だった。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.businessjournalism.org/blog/research/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/04/25 12:23
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