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脆弱性情報3,500件を蓄積した「JVN iPedia」、IPAとJPCERT/CCが公開


脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」
 情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は25日、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」を公開した。また、従来より提供している脆弱性情報サイト「JVN」もリニューアルした。

 JVN iPediaでは、脆弱性の届出制度「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」で取り扱われた脆弱性や、国内で利用されているソフトウェアなどの脆弱性について、概要や対策情報を収集・蓄積している。1998年以降に発見された脆弱性をカバーしており、公開時点で約3,500件の情報を蓄積。キーワードや製品、日付、CVSSの深刻度などから検索できる。新着情報や年別情報のRSSも提供する。

 JVNは、名称を「JP Vendor Status Notes」から「Japan Vulnerability Notes」へ変更。従来はベンダーとの調整を行なった日本、米国、英国の機関別に掲載していた情報を掲載順にまとめて一覧できるようにした。また、調整機関から発表されたかどうかにかかわらず緊急と判断した脆弱性についても、緊急の旨を明示して掲載する。さらに、ベンダーから提供される対策情報などに加えて、IPAとJPCERT/CCが独自に検討した回避策や想定される影響も掲載していくとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/vuln/20070425_NewJVN_iPedia.html
  JVN iPedia
  http://jvndb.jvn.jp/
  Japan Vulnerability Notes
  http://jvn.jp/

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( 永沢 茂 )
2007/04/25 17:29

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