アイティメディアは2日、同社が運営するサイト「ITmedia」の公開準備サーバー上のファイルが不正侵入により書き換えられ、ウイルスなどを感染させようとする不正なコードが含まれるWebページが公開される事態が発生したことを公表した。
不正侵入による書き換えが発生したのは、「ITmedia Biz.ID」のトップページ、「TechTargetジャパン」のWebキャストページ、「ITmediaメールマガジン」の案内ページの各ページ。4月27日18時から5月1日13時までの間、これらのページにアクセスした利用者に対して、不正コードを含むページが表示された可能性がある。
書き換えられたページに埋め込まれていた不正コードは、ウイルス対策ソフトによって「EXPL_EXECOD.A」「JS/Exploit-BO.gen」「Exploit.HTML.IframeBof」といった名称で検出されるもの。Windowsの既知の脆弱性を悪用し、不正なプログラムを閲覧者のPCにインストールさせようとするもので、Windows UpdateなどでWindowsを最新の状態にしていた場合には影響を受けないという。
アイティメディアでは、書き換えのあったページを閲覧したユーザーに対して、ウイルス対策ソフトによりPCのチェックを呼びかけるとともに、電話による問い合わせ窓口を公開した。また、原因究明等の詳細については別途報告する予定としている。
関連情報
■URL
不正コード混入ページ公開について ご報告と対処のお願い
http://www.itmedia.co.jp/corp/notice/20070502.html
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