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「Java Web Start」に任意のコードが実行される脆弱性


 情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8日、「Java Web Start」に関する脆弱性情報をJVN(Japan Vulnerability Notes)で公開した。脆弱性が悪用された場合、任意のコードが実行される危険性があるとして、Javaを対策済みのバージョンに更新するよう呼びかけている。

 Java Web Startは、Webを通じてJavaアプリケーションを配布するためのツールで、JRE(Java Runtime Environment)などに同梱されている。このJava Web Startの実装に問題があり、細工されたJARファイルを含むJava Web Startアプリケーションにより、本来実行が許可されていないシステムクラスが実行される可能性があるという。

 影響を受けるシステムは、JRE 5 Update 10およびそれ以前、JRE 1.4.2 Update 13およびそれ以前、JDK 5 Update 10およびそれ以前、SDK 1.4.2 Update 13およびそれ以前。IPAとJPCERT/CCでは対策として、サン・マイクロシステムズが提供する対策済みの最新版に更新することを推奨している。


関連情報

URL
  JVNによる脆弱性情報
  http://jvn.jp/jp/JVN%2344724673/index.html
  IPAによる脆弱性情報
  http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2007/JVN_44724673.html
  Sun Microsystemsによる脆弱性情報(英文)
  http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102881-1


( 三柳英樹 )
2007/05/08 21:03

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