ネットエージェントは10日、ゴールデンウィーク期間中(2007年4月28日~5月6日)におけるファイル交換ソフト「Winny」のノード数を発表した。4月28日と30日のノード数は、2006年4月の観測開始以降、最大値となる53万以上のノード数を記録した。
Winnyのノードとは、Winnyを起動してP2Pネットワークに接続しているPCのことで、観測時点でWinnyを使用しているPCを示す。ネットエージェントでは同社独自の検知システムを11台稼働させることで、平日で延べ約350万台のノード情報を取得。IPアドレスなどで重複分を削除してユニークノード数を確定している。
ゴールデンウィーク前半3連休のノード数は、45万から53万を推移。後半4連休は、35万から40万を推移し、前半と比べて減少した。調査期間で最もノード数が多かったのは連休初日の4月28日(土曜日)の53万4,664台で、最も少なかったのは連休谷間となる5月2日(水曜日)の33万8,759台だった。
1月10日に発表した年末年始のノード数(最大が45万、最小が29万)と比較すると、大幅な増加傾向を示した。ネットエージェントでは、「昨年夏以降はノード数が減少していたが、ゴールデンウィーク期間中ではノード数が一転して増加した」とコメントしている。
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ゴールデンウィーク期間中のWinnyノード数の推移
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関連情報
■URL
Winnyノード数の推移
http://forensic.netagent.co.jp/winny-node.html
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( 増田 覚 )
2007/05/10 13:19
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