Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

Skypeの会話内容を認識して類似ユーザーとマッチング、SNSとも連動


アプリケーション画面
 ミッションクルーは14日、ソフトフォンで会話中の音声を認識するコミュニケーションソフト「エレファントミラー」を発表した。利用は無料で、7月1日より提供を開始する。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Me/98。同ソフト専用のSNS「エレミ」も開設し、ユーザー間のコミュニケーションを促進する。

 エレファントミラーは、SkypeやWindows Live メッセンジャーなどの音声通話ソフトと併用する。ユーザーの会話から声色と単語を分析し、アプリケーション上のキャラクターに反映する。怒りや悲しみなど、4種類のキャラクターが会話に応じてさまざまなアクションを起こす。これにより、自分の感情を視覚化して楽しむことができる。

 ユーザーが会話で用いた単語はデーターベースに登録され、類似する単語を言った他のユーザーとマッチングすることが可能。例えば、「温泉」と多く言った場合、温泉好きのユーザーを自動的に検索し、アプリケーション上でキャラクターがユーザーの紹介を行なう。また、携帯電話にメールで紹介通知を送信することも可能だ。

 気になるユーザーを見つけたら、エレファントミラー専用のSNSでコミュニケーションを図ることができる。システムが紹介したユーザーは「ご近所」となり、相手が認証すれば「友達」として登録できる。SNSでは、日記や足あとなど基本的な機能のほか、ユーザーが指定した画像をキャラクターが他のユーザーに届ける機能「お土産」を用意する。なお、SNSは登録制になる予定で、エレファントミラーユーザーであれば利用できる。

 ミッションクルーは、セキュリティマネージメント事業などを行なう企業。山下秀樹代表取締役は、「今回のアイデアを思い付き、新たにスタッフを集めて開発を進め、発表するに至った。もう1つの事業の柱として展開したい。音声感情識別技術は特許申請している」と説明。また、「主に高校生や大学生の女性ユーザーをターゲットにしている。初年度で、国内のSkypeユーザーのうち1割程度の利用者数獲得を目指す」と述べた。なお、収益は広告モデルとなり、会話内容から抽出した単語に連動する広告を、アプリケーション画面の下にテキストで表示する。


エレミのトップページ

関連情報

URL
  ミッションクルー
  http://www.missioncrew.co.jp/


( 野津 誠 )
2007/05/15 11:13

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.