Skypeは14日、米スーパーマーケットチェーン最大手のWal-Martと提携し、米国内の店舗でプリペイドカードや認定商品を販売すると発表した。
発表によれば、Wal-Martは米国内1,800店舗においてSkypeのプリペイドカードを販売。同時にSkype認定ヘッドセットなどのハードウェアをエレクトロニクス部門を通して販売する。プリペイドカードとSkype認定ハードウェアが同じ売り場に陳列され、一般利用者に向けた露出が大幅に高まることになる。
Skypeのプリペイドカードは、現時点で米国内ではWal-Martが初めての販売店となる。20ドルのプリペイドカードはSkypeクレジットとして利用でき、国際電話をかけることができる。「Skype Unlimited Calling Plan」を3カ月間8.85ドルで利用できるプリペイドカードも販売する。このカードを利用すると、米国とカナダ内の固定電話や携帯電話に無制限に通話できる。
Skype認定ハードウェアとしては、ヘッドセットが15ドル以下、Webカメラが25ドル以下、ハンドセットが30ドル以下で、合計最大9品がエレクトロニクス部門を通して販売されることになっている。
Skypeが発表文の中で引用した調査会社In-Stat社の調査によれば、2006年時点の米国内VoIP回線は固定電話の9.9%に過ぎないが、2010年には34.1%にまで増加するとみられている。この市場の中でSkypeは最大のシェアを持つVoIPアプリケーションであり、同社は利用者増加の余地があると考えている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://about.skype.com/2007/05/skype_and_walmart_partner_to_b.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/05/15 11:13
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