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NTT東のフレッツ大規模障害が復旧。14都道県の約239万契約に影響 |
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NTT東日本は16日、フレッツ・アクセスサービスおよびIP電話サービス「ひかり電話」が同社サービスエリア14都道県で利用できない障害が復旧したと発表した。 今回の障害は、5月15日18時44分頃に、東京23区、神奈川、千葉、埼玉を除く14都道県で発生したもので、Bフレッツ/フレッツ・ADSL/フレッツ・ISDNなどのアクセス系サービスと、Bフレッツ回線を利用したIP電話サービス「ひかり電話」が利用できない状況となっていた。また、ひかり電話においては緊急呼応も行なえなかった。 影響を受けたユーザー数は、Bフレッツが約100万契約、フレッツ・ADSLが約126万契約、フレッツ・ISDNが約13万契約の合計約239万契約で、ひかり電話の約50万契約も含む。また、ユーザーからの問い合わせは16日7時現在で約13,000件であったという。 NTT東では、同社ビル内に設置されているフレッツサービスおよびひかり電話用IP伝送装置の送受信部分をリセットすることでサービス回復を順次図り、16日1時35分に全面回復。16日9時現在では、フレッツサービスおよびひかり電話の通信状況は安定していると発表した。 障害の原因については、IP伝送装置のハード故障に伴うパッケージ交換時に自動実行されるルート情報の書き換えが処理可能な量を超えたために、連鎖的に多くのIP伝送装置の処理能力を超過。IPパケット転送処理が自律停止されたとしている。 NTT東日本は、当面の緊急措置としてルート情報の数を減らす処置を実施することで安定運用を図るほか、IP伝送装置のソフトウェア変更を早急に実施。ルート情報の自動書き換えを含めた処理能力の向上を図るとしている。 関連情報 ■URL ニュースリリース（第8報） http://www.ntt-east.co.jp/release/0705/070516a.html ■関連記事 ・ NTT東日本エリアの13道県でフレッツが大規模障害。復旧時期は未定（2007/05/15）
（ 大久保有規彦 ）
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