マイクロソフトは16日、Mac版Officeのユーザー向けに「Microsoft Office Open XML File Format Converter for Mac 0.1b(ベータ版)」をダウンロード公開した。Windows版のOffice 2007から採用された新フォーマット「Microsoft Office Open XML」形式のWordファイルを、Mac版Officeと互換性のあるRTF形式に変換できる。Mac OS X 10.4.8以降に対応する。
Office Open XML File Format Converterでは、ドラッグ&ドロップ操作やバッチ処理などにより、Word文書(.docx)およびWordマクロ有効文書(.docm)を読み込み、RTF形式に変換できる。ただし、現時点では変換に対応していないデータや不備が生じる場合もあるとしている。今夏には、ExcelとPowerPointファイルの変換にも対応する予定だ。
変換したファイルを開くには、「Office 2004 for Mac 11.3.4」以降または「Office v. X for Mac 10.1.9」以降が必要。なお、変換ソフト自体は英語版だが、日本語を含む各国語のファイルを扱うことができる。
マイクロソフトによれば、このソフトはOpen XMLフォーマットへの移行期間にあるユーザー向けに、最終的な統合型コンバータが提供されるまでの一時的なソリューションとして開発したものだという。コンバータの最終版は、読み書き両方の機能を搭載した統合型ソリューションとして、「Office 2008 for Mac」の発売から6~8週間後に出荷する予定だとしている。
関連情報
■URL
ダウンロードページ
http://www.microsoft.com/japan/mac/download/office/xmlconverter.mspx
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( 永沢 茂 )
2007/05/16 20:43
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