マイクロソフトが5月9日に公開した月例パッチのうち「MS07-023」と「MS07-025」の2件が、Windows VistaとOffice 2007の組み合わせにおいてパッチが適用されない場合があることが判明した。マイクロソフトではこの問題にすでに対処しており、該当ユーザーに対してパッチの適用を呼びかけている。
米MicrosoftのSecurity Responce Center公式ブログによると、Windows VistaとOffice 2007の組み合わせにおいてパッチの検出方法に問題があり、本来適用すべき「MS07-023」と「MS07-025」の2件のパッチが検出されなかったり適用できないという問題が発生していたという。
マイクロソフトではこの問題への対策として、パッチの検出方法を変更。Windows VistaとOffice 2007を使用しているユーザーに対して、パッチの適用を呼びかけている。ただし、パッチそのものは変更されていないため、既にMS07-023とMS07-025を適用済みのユーザーについては、改めてパッチを適用する必要は無いとしている。
関連情報
■URL
Microsoft Security Responce Center公式ブログの記事(英文)
http://blogs.technet.com/msrc/archive/2007/05/17/new-detection-logic-for-may-8th-office-2007-updates.aspx
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・ マイクロソフト、IEの累積的修正など5月の月例パッチ7件を公開(2007/05/09)
( 三柳英樹 )
2007/05/21 16:06
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