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NTTなどの共同研究、1,000ビット超の素因数分解を達成


 NTTは21日、ドイツのボン大学とスイスのスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)との共同研究により、1,000ビットを超える特殊な型の合成数に対して「特殊数体篩(ふるい)法」による素因数分解を達成したと発表した。

 素因数分解を行なったのは、「(2^1,039-1)/5,080,711」という特殊な型をした1,017ビット(10進法で307桁)の整数。こうした型の合成数の分解に対して有効に働く特殊数体篩法というアルゴリズムにより、NTTの情報プラットフォーム研究所、ボン大学、EPFLのPCクラスタを用いた計算の結果、80桁と227桁の整数の積に分解されることを導き出した。

 NTTでは、この記録は特殊数体篩法によるこれまでの世界記録(911ビット)を大きく上回るもので、一般の合成数を対象とした一般数体篩法でも約700ビットの難しさに相当すると説明。また、今回の研究成果は、現在1,024ビットの暗号鍵が主流となっているRSA暗号に対して、安全性・強度の有効性をより精密に予測する上で重要な意味を持つものだとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.co.jp/news/news07/0705/070521a.html

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( 三柳英樹 )
2007/05/21 18:34

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