中国信息産業部(情報産業省)は17日、2007年3月末における中国の最新インターネット統計を発表した。信息産業部の副部長・奚国華氏によると、中国のインターネット利用者は1億4,400万人で、そのうちブロードバンド利用者は9,700万人となった。第11次5カ年計画(2006~2010年)の間に、インターネット利用者を2億人規模(年率8%の増加、普及率では人口の15%)まで増やしたいとコメントしている。
CNNICが1月に発表した2006年末時点でのインターネット利用者数は1億3,700万人、ブロードバンド利用者が9,070万人であったことから、3カ月でインターネット利用者は700万人、ブロードバンド利用者は630万人増加したことになる。
奚国華氏はまた、インターネット利用者のうち青年層の比率が高いため、アダルトコンテンツなどよろしくない情報に対して今後も積極的に浄化を図るともコメントしている。
信息産業部電信管理局の責任者は、中国国内においてVoIP、P2P、IPTVなどのニーズが高くなり、インターネットインフラへの要求が一段と高まっていることから、年内にインターネットのインフラを改善するとコメントしている。
関連情報
■URL
信息産業部の発表(中文)
http://www.mii.gov.cn/art/2007/05/17/art_2984_30562.html
新華通信ネット5月17日付記事(中文)
http://news.xinhuanet.com/fortune/2007-05/17/content_6114352.htm
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( 山谷剛史 )
2007/05/22 11:55
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