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OpenOfficeのマクロを利用し複数OSに対応するワーム、Sophosが報告


ワームが表示する画像の一部(Sophosのプレスリリースより)
 セキュリティベンダーSophosの研究者は21日、OpenOffice.orgのマクロ機能を利用し、Windows、Mac OS、Linuxのそれぞれで異なった動作をするマルチプラットフォーム対応のワーム「SB/Badbunny-A」を発見したと報告した。

 Sophosによれば、このワームはOpenOffice Drawファイルとして流通し、ユーザーがファイルを開くとファイルに含まれるStarBasicマクロにより感染する。このマクロは、感染したマシンのOS(Windows、Mac OS、Linux)によって異なる挙動を示し、各OS用のスクリプトファイルやIRCクライアントを利用して、他のマシンへのワームの配布を試みる。また、感染したマシンでは、ウサギの着ぐるみを着た男性が登場するポルノ画像が表示されるという。

 Sophosのシニアテクノロジーコンサルタントを務めるGraham Cluley氏は、「これは保守的なマルウェアで、ユーザーの情報を盗み出そうとするよりも、コンセプトを実証するために書かれたと思われる」とコメント。このワームの感染が拡大するとは考えていないという見解を示した。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2007/05/badbunny.html
  SB/Budbunny-Aに関する情報
  http://www.sophos.co.jp/security/analyses/sbbadbunnya.html


( 三柳英樹 )
2007/05/22 13:35

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