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漫画雑誌公開で逮捕者が出ても、Winnyノード数に変化は見られず


 ネットエージェントは、ファイル交換ソフト「Winny」を使って発売前の漫画雑誌をアップロードしていた3人が著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕された18日前後のノード数を集計した。同社によれば、逮捕日の前後でノード数に大きな変化は見られなかったという。

 Winnyのノードとは、Winnyを起動してP2Pネットワークに接続しているPCのこと。ネットエージェントでは、5月17日から5月20日までのノード数を集計。それによると、逮捕前日の17日は35万8,383台で、18日は35万5,750台と若干減少したが、大差は見られなかった。さらに週末では、19日が39万3,725台、20日が41万2,395台と増加した。通常、週末は平日よりもノード数が多いが、「ゴールデンウィーク中の5日と6日のノード数とあまり変わらない」(ネットエージェント広報)としている。

 ネットエージェントでは、「逮捕日の直近だけの数値で分析するのは難しいが、この4日間だけの数値に関しては、逮捕の影響がさほど出ているとは思われない」とコメントしている。


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URL
  ネットエージェント
  http://www.netagent.co.jp/

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( 増田 覚 )
2007/05/23 12:31

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