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「WinAntiVirusPro 2007」の操作画面
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「パソコンは完全に保護されていません!」として偽の警告を表示する
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ウェブルート・ソフトウェアは24日、詐欺的なセキュリティ対策ソフト「WinAntiVirusPro 2007」の日本語版を発見したと発表した。WinAntiVirusProは2006年1月頃から確認されていたが、最新版の2007ではより本物のセキュリティ対策ソフトのように見せる“工夫”が施されている。
WinAntiVirusProは、ポップアップ広告などから同ソフトのWebページに誘導し、偽のスキャンを実行する。さらに、試用版をダウンロードするように促し、これをインストールしてからスキャンを実行すると、ウイルスやスパイウェアを検出したように見せかける。これを駆除するためには正規版を登録する必要があるとして、購入ページに誘導する。
これまでは「WinAntiVirusPro 2006」というバージョンで、日本語版も出回っていたが、今回新たに最新バージョンとなるWinAntiVirusPro 2007の日本語版が公開されていることがわかった。
最新版では、スキャン実行時にユーザーのPC内のファイルを実際にスキャンするのが特徴という。前バージョンでは、スキャンを実行しても“見せかけ”だった。最新版では、スキャンの実行時間が長くなり、より本物のセキュリティ対策ソフトのように見えるようになっている。また、実際にユーザーのPC内にある無害なファイルを「重大な感染検出しました」などとして警告を表示するようになった。これを削除してしまうと、システムに影響が生じる場合もある。このほか、ホームページの変更を防ぐという「ホームページ監視ツール」も新たに追加されている。
ただし、誤ってWinAntiVirusPro 2007をインストールしてしまった場合でも、アンインストーラを使えばアプリケーションを削除することが可能だ。現時点では、誘導される購入ページは英語で記載されているが、すでに日本語による購入ページも用意されているという。ウェブルート・ソフトウェアでは、「誤って購入しないように注意してほしい」と呼びかけている。
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ポップアップ広告などで「WinAntiVirusPro 2007」のWebページに誘導し、アニメーションGIFによる偽のスキャンを実行する
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「WinAnti VirusPro 2007」では、実際にユーザーのPC内のファイルをスキャンするようになった
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ユーザーのPC内にある無害なファイルを「アクティブな脅威」として警告する。削除してしまうと、システムに影響が生じることもあるので注意が必要だ
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「ホームページ監視ツール」も新たに追加された
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「WinAntiVirusPro 2007」から誘導される購入ページ。HTTPSを利用している
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日本語による購入ページも存在する
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関連情報
■URL
ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.com/jp/
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・ 画像で見るスパイウェアの巧妙な配布方法(2006/09/12)
( 増田 覚 )
2007/05/24 14:00
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