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IPA、独自の解析システムによるウイルス情報データベースを公開


ウイルス情報iPedia
 情報処理推進機構(IPA)は29日、ウイルス情報データベース「ウイルス情報iPedia」を公開した。ウイルスの名称やファイル名で検索することにより、詳細情報や対策などを確認できる。

 ウイルス情報iPediaは、IPAに届出されたウイルスやボットなどを中心に、それらの主な動作内容や対処法などの解析結果を公開するシステム。解析情報は、IPAが独自に開発したツール「Zero Hour Analysis(ウイルス等迅速解析ツール)」を使用している。

 検索する際は、半角英数字によるキーワードを1つ入力する。検索結果に表示されたウイルス名をクリックすると詳細情報を確認できる。解析したサンプルがウイルスでない場合や、ウイルスにまだ名前が付けられていない場合は、サンプルが解析された日付と検体IDを組み合わせたものがウイルス名として表示される。なお、登録日はサンプルが初めて解析された日で、ウイルスが発生した日ではない。

 IPAは、「ウイルス関連のデータベースはセキュリティベンダーにも存在するが、『ウイルス情報 iPedia』は、現在利用しているウイルス対策ソフトの製品種類やバージョンなどを意識せず、誰でも簡単に情報検索が行なえる」と説明。セキュリティベンダーによってウイルスの名称が異なる場合でも、複数の名前から検索できるという。「解析情報の提供を通じ、企業や個人のセキュリティ対策に貢献する」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/isg/zha.html
  ウイルス情報iPedia
  https://isec.ipa.go.jp/zha-virusdb/web/Top.php

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( 野津 誠 )
2007/05/29 19:56

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