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「Movable Type 4 日本語版」7月18日発売、編集画面の刷新やCMSを強化 |
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個人向けは、シックス・アパートのサイトから無償ダウンロードできる。ビジネス向けは、基本ライセンスパックが5万2,500円（1サーバー・5ユーザー）から。バージョンアップ基本ライセンスが2万1,000円（1サーバー・5ユーザー）から。6月5日から7月17日までに現行の「Movable Type 3（以下MT3）日本語版」を購入したユーザーは、最新バージョンへ無償アップグレードできる。 ● WYSIWYGやWebページ管理機能を追加、OpenIDにも対応 MT4では、インストール操作を簡略化し、記事編集画面などのインターフェイスも一新した。文字の装飾が直感的に行なえる「WYSIWYG」機能を採用。入力中の自動保存も行なうようになった。また、複数のブログの切り替えや、コメント／トラックバックの管理機能を強化。アップロード済みの画像やファイルを記事で利用できる「ファイルマネージャー」機能も追加した。CMS機能の強化としては、Webページ管理機能を追加。ブログ記事以外に、Webページを作成し、独立したフォルダに保存できるようになった。WYSIWYGを利用することで、HTMLなどの知識がなくてもWebページを作成可能。これにより、MT4でブログの記事だけでなくWebサイトのページをすべて管理できる。このほか、ブログのバックアップやコピー、テンプレート編集も強化した。 コミュニティ機能では、コメント投稿者向けの登録・認証機能を追加。例えば、記事に対して良いコメントを多く投稿したユーザーには、ブログへのログイン権限を付与し、記事本文も投稿可能にするといったことができる。また、「OpenID」認証に対応。OpenIDを採用しているサービスのユーザーであれば、同じアカウントでMT4へのログインやコメント投稿が可能だ。今後は、記事の感想をフィードバックするレーティング評価機能や、記事のランキング表示なども予定されている。
● MT4でWebサイト全体を構築。プラグインのパック提供で機能拡張 シックス・アパートの製品企画担当である金子順執行役員は、「MT3のリリースから数年経った間に、『Vox』や『TypePad』で開発した技術をMT4にも導入した」と話す。VoxのWYSIWYG機能などが、その代表的な例だ。「PCソフトのようにシンプルでわかりやすい操作感を実現するため、インターフェイスを刷新した。また、CMSを強化することで、企業向けのパックによる機能拡張も行なえる。コミュニティでブログを活用するための機能にも注力した」という。シックス・アパートでは、MT4をコアにして、拡張機能をパックで提供することにより、さまざまなニーズに対応する考え。従来は、プラグインとして拡張機能を提供していたが、パックでは目的に合ったプラグインをまとめて提供する。今後は、エンタープライズパックとして「Movable Type Enterprise」の次期バージョンを2007年秋以降に提供する予定だ。Enterprise版では、数千～数万のユーザーにも対応できるほか、既存の企業イントラネットシステムとの統合が可能になるという。 MT4は、シックス・アパートが日本法人設立後にMT3を発表して以来、初めてのメジャーバージョンアップとなる。同社の関信浩代表取締役は、「ブログが個人利用からビジネスブログ、イントラブログへと発展してきた業界の契機に合わせる形で、MTもバージョンアップしてきた」と説明。また、「企業において、ブログツールでWebサイト全体を構築する事例が増えている。簡単に記事を書くだけでなく、動画や音声も管理したい、サイト全体を一元管理したい、ユーザーも含めたコミュニティを運営したいといったニーズに応えるため、MTのメジャーバージョンアップを行なった」と述べた。
関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.sixapart.jp/press_releases/2007/06/05-1430.html ■関連記事 ・ シックス・アパート、Movable Typeベースの“学級新聞”作成ソフト（2007/03/29） ・ シックス・アパート、脆弱性対策を施した「Movable Type 3.34」（2007/01/23） ・ シックス・アパート、企業向けMovable Typeの最新バージョンを発表（2006/10/11）
（ 野津 誠 ）
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