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OSやソフトごとの深刻度一覧など、公開される事前情報の内容がより詳細になった
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マイクロソフトは8日、日本時間6月13日に提供を予定している月例のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。6月の月例パッチは、Windows関連5件、Office関連1件の合計6件が公開される。脆弱性の最大深刻度は、最も高い“緊急”が4件、2番目に高い“重要”が1件、3番目に高い“警告”が1件。
月例パッチの事前情報については今月から内容が詳しくなり、脆弱性によって受ける可能性のある被害や、OSやソフトウェアによる深刻度の違いなどが、各パッチごとに公開されるようになった。
最大深刻度が“緊急”となっている4件のパッチはいずれもWindows関連で、外部から任意のコードを実行される恐れがある脆弱性を修正する。深刻度が“重要”となっている1件のパッチはOffice関連で、Visio 2003/2002に関する脆弱性を修正する。
緊急の4件のうち、Internet Explorer(IE)に関するパッチは、Windows Vista上のIE7を含むIE7/6/5に影響があり、いずれのOS・IEの組み合わせでも深刻度が緊急とされている(Windows Server 2003上のIE7のみ“重要”)。また、Outlook ExpressおよびWindowsメールに関するパッチでは、Windows Vista上のWindowsメールのみ深刻度が緊急、Windows XP上のOutlook Express 6の深刻度が重要となっている。
関連情報
■URL
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-jun.mspx
( 三柳英樹 )
2007/06/08 12:28
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