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利用者の視線からサイトユーザビリティを分析するサービス


 ドラゴンフィールドは8日、視線の動きを可視化する「アイトラッキングシステム」を用いて、Webサイトのユーザビリティを分析するサービス「アイトラッキング レポート Lite」の提供を開始した。料金は15万7,500円。

 申し込み企業はまず、「この商品を購入してほしい」など自社サイトで実行してもらいたいタスクを指定する。その後、ドラゴンフィールドが手配した被験者1名が、テスト対象のWebサイトを閲覧し、指定されたタスクを実行する。申し込み企業は、被験者の年齢や性別などの属性を選べる。

 Webサイトを表示するモニターにはカメラが内蔵されており、被験者がタスクを実行するまでの視線の動きを分析。具体的には、Webサイトで視線が変化する軌跡や、注視しているエリアの滞在時間を記録する。これらの記録は画面キャプチャと動画にまとめられ、CD-ROMとして提供される。

 同社によれば、トラッキングシステムを導入する際には通常200万円以上かかることもあり、導入時のハードルとなっていたという。アイトラッキング レポート Liteでは、被験者を1人に絞り、Webサイトで実行するタスクを限定するほか、分析結果をもとにしたコンサルティングなどを省略することで低価格を実現したとしている。

 なお、同社が発行する専門誌「WEB FLASH」では、アイトラッキングシステムを使って、大手コンビニエンスストアのWebサイトを分析した結果を公表している。

 被験者2人に「コンビニサイトのトップページから、自宅の最寄店舗を確認する」というタスクを与えた上で、大手コンビニ5社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、am/pm、ミニストップ)を閲覧した。その結果、最短でタスクを達成できたのはam/pmで平均28.5秒、最も時間がかかったのはミニストップで平均87秒だったという。今回のアイトラッキング分析の動画は、動画共有サイト「YouTube」で公開している。


ユーザーがそのページのどの部分に最初に視線が行き、そこからどのような順序でページ内の要素を追っていくのかを分析できる ユーザーの視線の領域を、熱感知カメラのようなヒートマップとして表示する

関連情報

URL
  アイトラッキングレポートサービス
  http://dragon.jp/eyetracking/
  アイトラッキング分析の動画
  http://www.youtube.com/profile?user=DFWEBFLASH

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( 増田 覚 )
2007/06/08 19:07

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