米Websenseは11日、「Websense Content Protection Suite v6」を現在ベータテスト中だと発表した。8月に発売する予定だという。
Websense Content Protection Suite v6は、Webページの分類とフィルタリング機能を情報漏洩防止機能と統合したソフト。同種のソフトとしては「業界初」と説明している。Websenseが保有するURLのデータベースと、悪質なコンテンツを分類する「ThreatSeeker」技術に、新しく文書内のデータによるデータ認識技術を統合した。
これまで企業が情報漏洩防止や生産性向上のために投入してきたコンテンツフィルタリングソリューションでは、管理部門が特定のページについて「許可する」あるいは「許可しない」の2つの選択しかできなかった。Websense Content Protection Suite v6では、よりインテリジェントなポリシーを設定できる。
例えば、これまでは情報漏洩の危険から許可できなかったWebメールに関して、特定の従業員や特定のグループに対して許可を与えつつも、それらのアカウントからの情報漏洩を阻止できるようになる。これには、企業内の文書などのドキュメントに対して、自然言語処理技術を使用してフィンガープリントを作成する「PreciseID」なる情報探知技術が応用される。PreciseIDは、Websenseが買収したPortAuthority社の技術だ。
WebsenseのCEOであるGene Hodges氏は、「この製品のリリースは、我々のコンテンツセキュリティに関するビジョンにとって重要なマイルストーンである。既存の技術と、今年初めに買収したPortAuthorityを通じて入手した戦略的技術とのコンビネーションになる」と説明している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websense.com/global/en/PressRoom/PressReleases/PressReleaseDetail/?Release=0706111419
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/06/12 12:56
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