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ライブドアがISP事業を分離、フリービットにサービスを譲渡


 フリービットは13日、ライブドアのインターネット接続サービス事業に関する権利義務を承継する契約を締結したと発表した。事業承継は会社分割(吸収分割)による形で行なわれ、フリービットがライブドアに対して3,500万円を支払う。承継予定日は8月1日。

 ライブドアのインターネット接続サービスは、旧ライブドアが1999年にサービスを開始した無料ISPの「livedoor」から始まる。同ISPは会員を集めたが事業は黒字化せず、2002年に民事再生手続きを申請。事業はオン・ザ・エッヂに継承され、オン・ザ・エッヂが「ライブドア」と社名を変更した。この際に、livedoorの接続サービスについては、接続サービスの運用代行事業を展開するフリービットが担当し、現在に至っている。

 現在、ライブドアではダイアルアップ接続やNTT東西のフレッツサービスを利用した接続サービスを提供している。これまでフリービットはライブドアの接続サービスの運用を担当してきたが、今回の事業承継によりサービスの運営主体もフリービットとなる。フリービットでは約1万人の会員をライブドアから承継する。

 フリービットでは、事業承継後もサービスは従来と同様に利用でき、メールアドレスについても当分の間はそのまま利用できると説明。料金プランも現在のまま利用でき、新規の追加プランについては8月以降に案内するとしている。

 また、フリービットはこれまでISP向けに各種サービスをコンポーネントとして提供してきたが、6月に発表した中期経営戦略の中で、今後はフリービット自身が直接コンポーネントを組み合わせてサービスを提供する「ハイブリッド戦略」を打ち出しており、今回のライブドアの事業承継はこの戦略の第1弾にあたるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-06-13.pdf
  livedoor インターネット接続サービス
  http://isp.livedoor.com/
  フリービット
  http://www.freebit.com/
  関連記事:ライブドアが民事再生法を申請
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1031/ldoor.htm
  関連記事:livedoor、営業譲渡にともなうインフラの移行始まる
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1112/live.htm


( 三柳英樹 )
2007/06/13 19:00

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