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新生銀行を騙る英語のフィッシングメールの一例
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誘導先の偽ログインサイト
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新生銀行は、同行を騙るフィッシングメールが出回っているとして注意を呼びかけている。これらのメールは英語で書かれており、同じく英語の偽ログインサイトに誘導し、口座番号や暗証番号の入力を促すものだ。
新生銀行によれば、このフィッシングメールは7月11日夕方から発信されており、同行に口座を持っているかどうかに関係なく、無差別に送信されているという。
実際にInternet Watch編集部のアドレスにも複数届いており、件名は「Security notification Shinsei Bank Member!」「Shinsei Bank Account notification」「Lock your Shinsei Bank Online Access」など複数のパターンがある。差出人としては「security@shinseibank.co.jp」「support@shinseibank.co.jp」を詐称している。
メール本文は、「あなたのアカウントに対して外部から不正なアクセスがあったことがわかったため、あなたの新生銀行のアカウントを停止した。アクセスするためには、カスタマーサービスに連絡を」といった内容で、ログインサイトのURLを記載している。ただし、リンク先は偽サイトで、同行のロゴマークを使って英語のログインサイトを模倣しているが、ドメイン名が異なるほか、SSLで保護されていない(鍵マークが表示されない)。
なお、フィッシング対策協議会によれば、誘導先としては、米国、英国、トルコなど複数の偽サイトが確認されているという。
新生銀行では、口座番号や暗証番号などをメールで直接たずねることはないとしており、このようなメールを受信しても記載されているリンク先にはアクセスしないよう注意を促している。また、万一このフィッシングサイトにログインしてしまった場合は、暗証番号の変更手続きなどを行なうとして、速やかに同行のコールセンターまで連絡するよう求めている。
関連情報
■URL
新生銀行の告知
http://www.shinseibank.com/news/news070712_phishing.html
フィッシング対策協議会によるフィッシング事例情報
http://www.antiphishing.jp/db/detail.cgi?id=33
セキュアブレインのニュースリリース
http://www.securebrain.co.jp/news/070713_phishing_shinsei.html
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・ フィッシング詐欺をいかに見破り対策するか(前編) ~国内銀行を騙る日本語フィッシングメールが出回る(2005/03/16)
( 永沢 茂 )
2007/07/13 16:05
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