米Adobe Systemsは21日、Flash Playerにおいて動画圧縮規格の「H.264」をサポートすると発表した。H.264対応のFlash Playerはまずベータ版として公開され、今秋に正式版が発表される予定。
H.264は、ワンセグ放送や次世代光ディスクなどにも採用されている圧縮効率の高い動画圧縮規格。Adobeでは、コードネーム「Moviestar」と呼ぶH.264対応のFlash Player 9をベータ版としてリリースすることを発表。これにより、Flash Player上でH.264の動画再生が可能となる。
H.264のほか、HE-AAC(High Efficiency AAC)オーディオやハードウェアアクセラレーションなどにも対応。今後はアプリケーション開発環境の「AIR(Adobe Integrated Runtime)」でもH.264への対応を行なう。
H.264対応のFlash Player 9ベータ版は、Adobeのベータ版やプレビュー版の製品を公開する「Adobe Labs」において、米国時間21日中に公開される予定となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200708/082107FlashPlayer.html
Adobe Labs
http://labs.adobe.com/
( 三柳英樹 )
2007/08/21 18:53
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