マイクロソフトは22日、Windows XPの正規OEMライセンスの提供を2008年1月31日で終了すると発表した。これに伴い、PCメーカー各社が出荷するWindows XP搭載PCの生産も同日で終了する。
今回の提供終了は、マイクロソフト製品の入手可能期間とサポートに関する変更予定を案内する「製品ライフサイクル ガイドライン」によるもの。これに従い、Windows Vistaが一般向けに発売された2007年1月30日から1年が経過した2008年1月31日に、正規OEMライセンスの提供が終了することとなる。
Windows XPの入手可能期間に関しては、「ボリュームライセンス」による提供が、Windows Vistaの企業向けライセンス販売を開始した2006年11月に終了している。また、ハードウェアにバンドルまたはプリインストールした状態で販売店が提供する「OEM 正規販売代理店ライセンス(DSP版)」は、2009年1月31日まで提供される。
なお、マイクロソフトでは、企業内システム環境の制約などにより、以前のバージョンのWindows OSを使用する場合を考慮し、Windows Vistaのダウングレード権を次のように設定している。
Vista搭載PCで、エディションがBusinessまたはUltimateの場合、Windows XP Professional(x64 Edition/Tablet PC Edition含む)にダウングレードできる。また、Vistaをボリュームライセンスで入手し、エディションがBusinessまたはEnterpriseの場合、Windows XP Professional/2000 Professional/NT 4.0/NT 3.5/98/95にダウングレード可能だ。
関連情報
■URL
Windows デスクトップ製品のライフサイクルガイドライン
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/default.mspx
Windows Vista のダウングレード権(旧バージョンソフトウェアの使用)について
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/buyorupgrade/downgrade/default.mspx
( 増田 覚 )
2007/08/22 18:04
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