総務省は22日、国内におけるインターネットのトラフィック量の集計・試算結果を公表した。2007年5月時点で、国内ブロードバンド(DSL/FTTH)契約者のトラフィック総量は平均721.7Gbpsと試算しており、前年同時期の調査からは約1.4倍となっている。
総務省では、日本のインターネットにおけるトラフィックの実態を把握する目的で、ISP6社(IIJ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム)や学界の協力により、トラフィック総量の集計と試算を実施。2007年5月時点で、ISP6社のブロードバンド契約者のトラフィック総量が306.0Gbps、国内主要IXのトラフィックから推計したISP6社のシェアが42.4%であることから、国内のブロードバンド契約者によるトラフィック総量を721.7Gbpsと試算している。
トラフィックの傾向としては、国外のISPから流入するトラフィックが急増しており、ビデオダウンロード等が増加していると推測している。また、トラフィック総量全体としては、現在の傾向がこのまま続けば、2008年5月頃に平均1Tbps(=1,000Gbps)に達する見通しとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070822_2.html
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( 三柳英樹 )
2007/08/22 18:18
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