エイベックス・マーケティング(AMI)とNTTスマートコネクト(NTTSMC)は23日、投稿型の音楽コミュニティサイトなどからアーティストを発掘する合弁会社「ハッチ・エンタテインメント株式会社」を設立した。資本金は8,000万円、出資比率はAMIが66%、NTTSMCが34%。代表取締役社長には、AMI執行役員の石倉勇一氏が就任した。
ハッチ・エンタテインメントでは、投稿型の音楽CGM(Consumer Genrated Media)をはじめとするWebサイトからアーティストを発掘し、独自または既存の音楽配信サイトなどインターネットを中心としてアーティストを売り出す予定。エイベックスグループが持つ販売ルートとの連携も図る。さらに、NTTSMCのストリーミング事業を活用し、プロモーションビデオなどを配信する考えもあるという。発掘したアーティストは、新会社の所属アーティストとなる。
新会社設立の背景には、アーティスト自らが投稿型の音楽CGMなどにおいて、CDを販売したり有料配信できる環境が整いはじめていることにあるという。同社は、「メジャーではないが、ネット上で話題を集めているようなアーティストを発掘し、アーティストひとりひとりに適したルートで楽曲を販売する。新しいヒットパターンの創出を目指す」としている。
なお、ハッチ・エンタテインメントの社名は、孵化するという英語「hatch」に由来する。同社では、「実力がありながら注目されていないアーティストを引き上げて活動の場を提供することで、アーティストが大きくなるための殻を破るという意味を込めた」と説明している。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.avex.co.jp/j_site/ir_news/pdf/070823.pdf
( 増田 覚 )
2007/08/23 16:41
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