全国銀行協会は23日、会員銀行を対象とした預金の不正引き出し等に関する調査結果を公表した。調査は、会員銀行182行に対するアンケートにより、不正引き出しの発生件数等をまとめたもの。
インターネットバンキングによる預金不正引き出しでは、2007年4月~6月の期間中に41件・5,800万円の不正引き出しが発生。前期(1月~3月)の30件・1,800万円から増加した。このほか、偽造キャッシュカードでは90件・6,500万円、盗難キャッシュカードでは802件・3億1,800万円、盗難通帳では53件・8,300万円の不正引き出しが発生している。
また、ヤミ金融業者や詐欺業者などの口座に対する措置としては、4月~6月の間に9,703口座を利用停止とし、7,814口座に対して強制解約等の措置を講じている。
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ニュースリリース
http://www.zenginkyo.or.jp/news/19/index190823.html
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( 三柳英樹 )
2007/08/24 17:04
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