Internet Systems Consortium(ISC)は27日、DNSソフトウェア「BIND 8」の開発を打ち切るとして、ユーザーにはなるべく早く「BIND 9」に移行することを求める声明を発表した。
BIND 8に対しては、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性が指摘され、ISCでは27日にこの脆弱性に対するパッチ(8.4.7-P1)をリリースした。
ISCでは、今回のパッチのリリースをもって、BIND 8の開発は終了すると発表。BIND 9のリリースから既に7年が経過しており、セキュリティや安定性などの面でもBIND 9の方が優れているとして、BIND 9の最新版(9.4.1-P1)への早期の移行を呼びかけている。
関連情報
■URL
ISCによるアナウンス(英文)
http://www.isc.org/index.pl?/sw/bind/bind8-eol.php
US-CERTによる脆弱性情報(英文)
http://www.kb.cert.org/vuls/id/927905
関連記事:BINDの開発で知られるISCのPaul Vixie氏が来日
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0121/vixie.htm
( 三柳英樹 )
2007/08/29 12:59
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