マイクロソフトは3日、無料Webメールサービス「Windows Live Hotmail」の受信トレイ容量を2GBから5GBに拡大し、Outlookとの連携を強化するなどの機能強化も図った。すでに米国では8月11日に同様の機能強化が実施されていた。なお、Windows Live Hotmailの受信トレイ容量拡大に伴い、有料サービス「Windows Live Hotmail Plus」は、受信トレイ容量を4GBから10GBに拡大した。
今回、Windows Live Hotmailでは、受信トレイ容量を5GBに拡大したほか、Windows Liveサービス全体に共通する統一したユーザーインタフェイスを採用した。機能強化では、Outlookの機能と同様に、Windows Live Hotmailでも、不在時の自動応答が設定できる機能を追加。さらに、Outlookから送信される会議出席依頼のメールに対して、「出席」または「欠席」の返信メールを送信し、Windows Live Hotmail内の「カレンダー」にその予定が反映されるようになった。
フィッシング詐欺や迷惑メールの対策機能では、フィッシング詐欺として認知された受信メールに対して、「フィッシングを報告」のリンクをクリックし、報告できるようになった。また、「迷惑メール」に自動仕分けされた受信メール先を、今後迷惑メールとして認知しないよう、所定のリンクをクリックしてフィルターの精度を向上させる機能も追加した。
このほか、Windows Live Hotmailアカウントを複数保有している場合、受信したメールを他のアカウントへ自動転送する機能や、アドレス帳に同一人物を重複して登録しようとした場合、その人物が既に登録されていることを通知し、登録のメールアドレスと異なる場合は、既存の情報を編集し、そのアドレスの追加有無のメッセージを表示する機能などが備わった。
さらに、「Outlook Express」やWindows Vista向けWindows Mailの後継サービスとなる「Windows Live Mail」のベータ版を利用することで、Windows Live Hotmailを含めた複数のメールアカウントを一元管理することが可能となった。
関連情報
■URL
Windows Live Hotmail
http://get.live.com/mail/overview
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( 増田 覚 )
2007/09/03 17:12
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