Mozillaは17日、メールソフト「Thunderbird」の開発など、メールとコミュニケーション分野に関する子会社を新たに設立すると発表した。Mozillaはこの新会社設立にあたり、300万ドルの資金を拠出。また、新会社設立のため、ActiveStateの最高技術責任者のDavid Ascher博士がMozillaに参加することも発表された。
Mozillaでは、Webブラウザ「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」の開発を行なっているが、Firefoxの開発に注力することなどを理由として、Thunderbirdプロジェクトのスピンアウトが検討されていた。
Mozilla Foundation理事長のMitchell Baker氏は、7月にThunderbirdの将来についてコミュニティからのフィードバックを求める呼びかけを行なっており、公開の場での活発な議論の結果、Mozilla Foundationの理事会は子会社を設立することを承認したという。
Mozillaでは、新会社の設立は既存のThunderbirdユーザーに影響を与えるものではないとして、Mozillaは新会社設立後も引き続きThunderbirdのセキュリティおよび安定性を改善する通常のアップデートを提供し、ユーザーのニーズに応えていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mozilla.com/en-US/press/mozilla-2007-09-17.html
ニュースリリース(Mozilla Japanによる和訳)
http://www.mozilla-japan.org/press/releases/2007/09/17/
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・ Mozilla Foundation、Thunderbirdのスピンアウトを検討(2007/07/27)
( 三柳英樹 )
2007/09/18 17:39
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