情報処理推進機構(IPA)は21日、ファイル圧縮・展開ソフト「Lhaplus」に脆弱性が存在し、悪意のあるファイルをLhaplusで開いた場合に任意のプログラムを実行される可能性があると警告した。
この脆弱性は、Lhaplusのバージョン1.54 beta 1およびそれ以前のバージョンに存在し、ARJ形式のファイルを展開する際にバッファオーバーフローが発生する可能性があるというもの。これを悪用された場合、メールなどで送られてきた圧縮ファイルをLhaplusで展開しただけで、意図しないプログラムを実行させられる危険がある。
Lhaplusの作者のサイトでは、既にこの問題に対処したLhaplus バージョン1.55が公開されており、ユーザーに対して最新版へのアップデートを呼びかけている。
関連情報
■URL
IPAによる脆弱性情報
ttp://www.ipa.go.jp/security/vuln/200709_Lhaplus.html
Lhaplusの作者による脆弱性情報
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/arj_vul.html
■関連記事
・ 脆弱性が指摘された「+Lhaca」の修正版が公開(2007/06/27)
・ 脆弱性を修正した「Lhaz」バージョン1.34の正式版が公開(2007/08/27)
( 三柳英樹 )
2007/09/21 20:05
- ページの先頭へ-
|