アップルは3日、Windows版QuickTimeの最新版である「QuickTime 7.2」に発見された脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。危険度の高い脆弱性の修正を行なっているため、アップルではすべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。対応OSはWindows Vista/XP。
公開されたQuickTime 7.2のセキュリティアップデートでは、QuickTimeがQTLファイルのqtnextフィールドでURLを処理する際、コマンドインジェクションが発生する脆弱性を修正。この脆弱性が悪用された場合、ユーザーが悪意のあるQTLファイルを開いた際に、任意のコードを実行させられる危険がある。
QuickTime 7.2のセキュリティアップデートは、「Apple Software Update」アプリケーションから入手可能なほか、アップルのWebサイトからもダウンロード可能。また、この問題はMac OSでは発生しないとしている。
関連情報
■URL
QuickTime 7.2のセキュリティアップデートについて
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=306560-ja
ダウンロードページ(英文)
http://www.apple.com/support/downloads/securityupdateforquicktime72forwindows.html
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( 三柳英樹 )
2007/10/04 12:48
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