OpenOffice.orgは4日、オフィススイートの最新版「OpenOffice.org 2.3」の日本語版をリリースした。現在、Windows版とLinux版が公開されており、OpenOffice.orgのサイトから無償でダウンロードできる。OpenOffice.org 2.3では脆弱性の修正も行なわれているため、ユーザーに対してはアップデートが推奨されている。
OpenOffice.org 2.3では、表計算ソフト「Calc」のグラフ作成機能を強化。新たなグラフウィザードを採用したほか、作成できるグラフの種類の追加、対数グラフの柔軟な設定に対応した。また、ワープロソフト「Writer」では、Wikipediaなどでも使われている「MediaWiki」形式での文書のエクスポートに対応するなど、各種の機能強化を行なっている。
セキュリティ面では、特別に細工されたTIFFファイルを開いた場合にヒープオーバーフローが発生する脆弱性を修正。この脆弱性が悪用された場合、任意のコードを実行される危険性があるため、旧バージョンのユーザーに対してはアップデートが推奨されている。
関連情報
■URL
OpenOffice 2.3ダウンロードページ
http://ja.openoffice.org/download/2.3.0/
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( 三柳英樹 )
2007/10/04 19:05
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