JR東日本は15日、10月12日に首都圏の一部駅で自動改札機が動作しなくなった問題について、原因が特定され対策を実施していることを明らかにした。
この問題は、10月12日の早朝から一部の駅で自動改札機が起動しなくなり、午前11時頃まで自動改札機が利用できなくなったというもの。JR東日本とPASMO協議会、関東ICカード相互利用協議会によれば、原因は日本信号製のICカード判定部を搭載した自動改札機において、中央から送信されたデータを読み込むプログラムに不具合があったことが判明したという。
不具合は、自動改札機に送信するデータはサイズによって2分割で送信されるが、この際に特定のサイズの場合に読み込みができず、機器異常となって自動改札機がダウンするプログラムとなっていたという。この不具合により、10月12日朝に自動改札機に送信されたデータの読み込みができず、自動改札機が起動しなくなった。影響は、Suicaを使用している3つの事業者の192駅1,328台、PASMOを使用している13事業者の470駅3,050台の自動改札機に及んだとしている。
日本信号では既に自動改札機の修正プログラムを作成・検証しており、JR東日本では13日から順次インストール作業を開始。16日までにはすべて終了する予定としている。また、14日および15日の始発時には自動改札機の起動に支障はなかったという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jreast.co.jp/apology/pdf/20071015_suica.pdf
JR東日本
http://www.jreast.co.jp/
( 三柳英樹 )
2007/10/15 15:59
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