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ボット駆除ツール「CCCクリーナー」に不具合、一部ファイルを誤検出


 総務省と経済産業省が運営するボット対策情報サイト「サイバークリーンセンター」で無償提供しているボット対策ツール「CCCクリーナー」において不具合が見つかった。JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によると、特定のバージョンのVisual Basicで作成された一部のファイルを、誤検出により削除してしまう可能性があったとしている。

 不具合があったのは、10月17日17時36分から23時04分まで提供されていたバージョン。ダウンロードしたボット駆除ツールのファイル「CCC.com」を実行した際に作成される「CCCクリーナー」フォルダの中に、パターンファイルのバージョンを示す「lpt$vpn.777」というファイルが含まれている場合は、この問題の影響を受ける可能性があるという。JPCERT/CCでは、該当するユーザーに対して同ツールの削除方法を案内している。

 トレンドマイクロでは17日、同日公開した同社のウイルスパターンファイル「4.777.00」において、ウイルス「TROJ_HARADONG.A」に感染していないにもかかわらず、誤警告が発生する不具合があることを公表していた。今回、CCCクリーナーも、この影響を受ける対象に含まれることが判明したのだという。


関連情報

URL
  サイバークリーンセンター
  https://www.ccc.go.jp/
  JPCERT/CCのニュースリリース(PDF)
  http://www.jpcert.or.jp/pr/2007/pr070007.pdf
  トレンドマイクロのサポート情報
  http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=1020

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( 永沢 茂 )
2007/10/22 12:50

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