特許庁は26日、ITなど8分野における2007年7月までの特許公開および特許登録の統計を更新した。それによると、IT分野が数ではトップにあることが明らかになった。
まず、出願したものをそのまま原則として1年半後に公開する出願公開の件数では、ITは2006年中に64,251件だった。重点8分野では、2位のナノテクノロジー・材料(39,031件)を遙かに上回りトップ、前年比伸び率も4%増でトップだった。
次に、特許として登録されたものは、ITが17,889件でトップ、伸び率は16%で4番目だった。
登録件数は、出願後3年の審査請求期間中に審査されたものの中で登録要件を満たしたものの数を反映する。一方、公開の件数は1年半前の状況をほぼ反映する。公開の状況を見ると、特許出願自体は抑制気味であるところ、IT分野の積極的な出願戦略傾向が続き、他分野との差が顕著になっていることが明らかになった。
関連情報
■URL
重点8分野の特許出願状況
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/toukei/1402-027.htm
( Gana Hiyoshi )
2007/10/29 12:51
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