ニワンゴは30日、インターネット上の動画にリアルタイムでコメントを付けられるサービス「ニコニコ動画(RC2)」およびニコニコ動画用の動画投稿サイト「SMILEVIDEO」において、日本音楽著作権協会(JASRAC)が提示する動画投稿サービスにおける音楽著作物の利用許諾条件に同意し、暫定許諾に向けた協議を開始した。
ニワンゴによれば、「協議の詳細は未定」だが、ニコニコ動画およびSMILEVIDEOにおいて、ユーザーが投稿した動画で使われた楽曲の使用料をJASRACに支払う契約などについて協議するという。また、許諾内容次第では、ユーザーがJASRAC管理楽曲を用いた動画を投稿することも可能になるとしている。
このほかニワンゴでは、エイベックス・グループが権利を保有する動画を近日中に試験配信する。具体的には、プロモーションビデオやショートムービーなどを配信する予定。今後は、エイベックス以外の権利者やコンテンツホルダーからも、正式に許諾を受けた動画を配信したいとしている。
なお、JASRACでは30日、YouTubeとも管理楽曲の利用許諾に関する協議を開始したことを明らかにした。ただし、協議の内容や、協議に関する覚書きを締結する時期については、未定としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://info.niwango.jp/pdf/press/2007/20071030.pdf
■関連記事
・ 「ニコニコ動画」、権利者との対話で権利保護強化へ(2007/10/01)
・ Yahoo!ビデオキャスト、JASRACの音楽利用許諾条件に同意(2007/07/25)
( 増田 覚 )
2007/10/30 17:13
- ページの先頭へ-
|